就活ガイド

OBOG訪問・会社訪問・電話のマナー

01OBOG訪問について

就職活動で、OBOG訪問は必ず行わなければいけないというものではありません。しかし、「もっと詳しく企業について知りたい」「もっと具体的な仕事内容を知りたい」「もっと企業の雰囲気を知りたい」と思ったら、そこで実際に働いている人に直接会って、生の声を聞いてみるのが一番です。積極的に行動してみましょう。

現場で働く人の生の声が聞け、職場の雰囲気を知るチャンス

志望企業のOBOGとは、面接のリハーサルのつもりで会おう

先輩といっても社会人、マナーと緊張感を持って会いに行こう

 

02OBOGの探し方

❶「卒業生名簿」や「キャリアセンター」に問い合わせて探す

大学にある卒業生の名簿を閲覧して探します。名簿が古いと卒業生の配属先が変わっていることがあります。その場合は、会社の代表電話にかけて事情説明して、連絡先を教えてもらいましょう。

❷企業に直接問い合わせる

企業の人事担当者に連絡を取り、OBOGを紹介してもらうという方法もあります。また、学内の企業セミナーや、業界研究会などへの参加企業の採用担当者に質問すれば、OBOGがどこの部署にいるかなどの情報を教えてくれる場合があります。

❸他にもこんな探し方がある

●アルバイト先の上司や先輩に話を聞く。

●ゼミ・サークルの先輩から探す。

●担当教授にOBOGを紹介してもらう。

●両親や親せき、就職している兄弟の話を聞く。

働いている先輩は、あなたの周りにたくさんいるはずです。

 

03先輩への質問について

質問は、情報収集・志望意思の伝達、本選考前の予備練習など目的を明確にして内容を考えるのがポイントです。社会人になった自分自身が具体的にイメージできることにつながる質問をしっかり準備して訪問しましょう。

●就職活動の進め方について

・入社の動機やきっかけは?

・他に志望していた業界や企業は?

・就職活動時に悩んだことは?

・就職活動でやっておいた方が良いことは?

・エントリーシート作成や面接時のアドバイス

●仕事内容について

・1日の仕事の流れ

・入社してから現在までの仕事の変化

・仕事のやりがい、辛いと感じること

・仕事の失敗談

●会社について

・この会社に入ってよかったと思ったこと

・先輩が認識している会社の強みと弱み

・この会社ならではと感じる特徴

・会社で活躍している人の共通点

・上司や先輩との付き合い方での工夫

OBOG訪問にかかわる事件が発生しています。信頼できる方の紹介で会う、飲酒は避けるなど、適切に行動してください。先輩が大学に来てくれるような場合は、学内でお会いするとよいでしょう。場所が必要なときはキャリアセンターに相談するといいですよ。

 

04電話のマナー

質問は、情報収集・志望意思の伝達、本選考前の予備練習など目的を明確にして内容を考えるのがポイントです。自分自身の今(就職活動)を充実させるためや、社会人になった自分自身が具体的にイメージできることにつながる質問をしっかり準備して訪問しましょう。

❶話す内容を準備。メモの用意

必要な資料は準備しておく。

❷名前を名乗る

「私は、●●大学、△△学部の××と申します。●●部の▲▲様におつなぎいただけますでしょうか」

❸相手を確認し、あいさつをする

「○○様ですか。はじめまして、私は●●大学●●学部の△△と申します。お忙しいところ失礼いたします。今、お時間よろしいでしょうか。本日はキャリアセンターからの紹介で、ぜひOB・OG訪問をお願いしたいと思い、ご連絡いたしました」

❹用件を話し、訪問の詳細を決める

「現在、就職活動中で、御社を希望しています。ぜひ、先輩にお会いして、お話を伺いたいと思っております。お忙しいところ恐縮ですが、お時間をいただけませんでしょうか」(了承してもらった場合→希望日時を伝える)

「来週か再来週の午後以降で、ご都合がよろしい日時はありませんか?」

❺内容を復唱し、あいさつをする

「確認のため復唱させていただきます。日時は、●月●日●時から、場所は△△ですね。かしこまりました。了承してくださり、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いたします。それでは失礼いたします」

アポイントは1~2週間先の日時をいくつか準備し、先輩に選んでもらう。

万一の連絡用に先輩直通の番号などを聞いておく

先輩が電話を切ったことを確認してから、自分の電話を切る。

大西先生のワンポイントコラム
OBOG訪問
~ホンネのアドバイスが就活のターニングポイントに~

就活でぜひ行ってほしいのが、OBOG訪問です。志望している会社のOBやOGを訪問するだけでなく、就活の早い段階で大学や高校の先輩に会い、働くことについてホンネでアドバイスをもらってください。
〝こんなこと聞いてはいけない”という遠慮は無用です。何でも聞ける先輩に会うことです。そして、働くことのやりがいだけでなく、辛さや厳しさを教えてもらいましょう。私が先輩訪問をしたとき、今でも忘れられないコメントがあります。
〝○○業界なんて、来ない方がいい。私は毎日辞めたくて仕方がないもん″この言葉が私の就活のターニングポイントになりました。

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